シロ•チャーン


2年ほど前から凸ぜん近所に現れた真っ白いノラ猫。

あまりに綺麗な白で、毛足も長く、雰囲気抜群なので、はじめて目撃した時には
「ついに俺も白狐を見ちまったよオイ!」
と取り乱した程だ。

そんな真っ白いノラ猫に私は密かに名前をつけた

シロ•チャーン

シロ•チャーンのチャーンは、父と共に冥府魔道を歩む子連れ狼の大五郎のあの台詞からとった。

ちゃーん

人に懐かず、物静かで少し悲しげなところが大五郎を思い出させたからである。

ちゃーん

シロ•チャーンは、人を見るとすぐ逃げてしまうのだが、近所に住む老夫婦にだけは心を許していて
“婆あ”の手から煮干しを
“爺い”の手からドックフードを食べているのを目撃した事がある。

シロ•チャーンは、大概いつもその老夫婦の住む古い平屋建ての家の室外機の上にちょこんと鎮座しているのだが、妙な事にシロ•チャーンがいない時、入れ替わる様に室外機の上にはレンガがひとつちょこんと鎮座しているのだ(念のため確認したが、シロ•チャーンのいる時はやはりレンガは無いのである)

シロ•チャーン=レンガ

「ひょっとしてシロ•チャーンは白狐で、俺ばかされてんのかなオイ!」

違う違う、多分、“婆あ”か“爺い”の仕業であろう。

目的は謎だ。


1秒6コマのダンス



親子


ボッチンアニメーション上映とコント

ボッチンアニメーションとは、ボッチンというおっさんが作ったただのコマ撮りアニメーションである。【コマ撮りアニメーションとは、静止している物体を1コマ1コマ少しずつ動かしながら撮影し、それを繋げてあたかも物体が動いているかのように見せる映画の撮影技術である】
1秒6コマというコマ数は、アニメーションとしてはかなり少ないコマ数であるが、楽がしたいからだというわけでは無い。1秒6コマの動きが好きなのである。

すごく面白い人たちが集まってくれたのでコント【「conte」(短い物語・童話・寸劇)】も上演する事にした。面白い人たちなので多分面白くなるだろう。初演出なのでそんな事が気楽に言えるのかもしれない。

話は変わるが田端駅の1番線線路際に『鑑賞池』という小さな池があるのをご存知だろうか。その小さな池から金魚をかきわけて生まれ出てきたのがDJ鑑賞池である。素敵な音楽が楽しみである。



3月26日(木)
「1秒6コマのダンス」

open 19:00 start 19:30

〈料金〉
前売 2,000円(税込)
当日 2,500円(税込)
※共に1ドリンク代別

〈作・演出〉
ボッチン

〈出演〉
はまい海
油絵博士(ゴギブリコンビナート)
清水くん(ロリータ男爵)
太平
muppy(HB,2B)
加藤みどり(うてなキャンプ)
仮歯山椒魚
ボッチン


〈DJ〉
鑑賞池

〈宣伝美術〉
伊従史子

〈演出部〉
三浦知子

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馬殺しの魁皇

魁皇という相撲取りがいました。
大相撲史上単独1位となる幕内出場回数・1431回目を達成した元大関。相撲史に残るであろう名力士だ。

そんな名力士の魁皇を見るといつも頭をよぎるイメージがある。
今日はその頭をよぎるイメージを切って貼ってコラージュしてみた。

『馬を締め上げる魁皇』 
  
なんて阿呆みたいなイメージだろう。
何故こんな阿呆みたいなイメージを持つようになったか、阿呆みたいに思い出してみよう。

中学1年の夏、ひとりでたまたま相撲中継を見ていた僕は、相撲解説をしているアナウンサーのレポートに衝撃をうける。
肩に痛々しいテーピングを巻いた魁皇が対戦前に塩をまいている時だ

解説席親方 「魁皇、肩のテーピングが痛々しいですね」
アナウンサー「昨晩、馬の肉を痛む肩に一晩中当てていたそうですよ」

げ!!う、馬の肉!!

スポーツ選手などで馬肉の湿布を利用している人がいるという知識を全く持ち合わせていなかった僕はアナウンサーの言った事が全く理解出来ず、怪力の持ち主の魁皇が馬を締め上げて殺し、その肉を何を思ったか痛む肩に押し当てている姿を瞬時に想像してしまう。

その想像をしてからというもの、魁皇の名前が出る度にそのイメージがつきまとい続けている。  ああなんて阿呆。

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怒髪、天を衝く

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怒髪、天を衝く
「怒髪、天を衝く」とは熟語の一つで、激しい怒りのために逆立った髪の毛が天を突き上げる様子を表す。
また、そのような凄まじい形相や憤怒の事。
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電車に乗っていたら隣の学生達が
『生まれてはじめて「怒髪、天を衝く」ほど怒り狂った事はなんだったか?』 
というテーマで盛り上がっていた。

〜自分が生まれてはじめて「怒髪、天を衝く」程怒り狂った事ってなんだっただろうか〜

しばらく考えて、多分あれだったんじゃないかという事件をおもいだした。

記憶の限界までさかのぼること約30年、、当時幼稚園児だった僕には大切な宝物があった。
ピラニアの剥製のキーホルダーだ。
祭りの露天で怪しい外人が売っていたのを目敏く見つけて、お爺ちゃんにねだって買ってもらったのだ。
図鑑でしか見た事のなかった憧れのアマゾンの恐ろしい魚!!
ほんものの剥製が手に入った僕は歓喜した。
大事に箱にしまって保管した。時々出して眺めたり、絵に描いてみたり、図鑑と見比べたりして至福の時間を楽しんでいた。
そんなピラニア浸けな日々を送っていたある日、同じ幼稚園に通っていた山川くんが家に遊びに来た。
山川くんと何をして遊んだのか全く記憶に無いが、しばらくして気付くと

いつの間にか山川くんが僕の大事な宝物のピラニアを手に持っていた!!

ハッ!!!!

と思った次の瞬間である!!

何を思ったか山川くん!いきなりピラニアの尾びれを食べたのである!


多分、この時、生まれてはじめて怒髪、天を衝きました僕。

ピラニア





同居人を震撼させた水道補修

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ある寒い日の事でした。
洗濯をしようとベランダへ出て蛇口をひねると、水道の蛇口と洗濯機のホースのつなぎ目から水が勢いよく漏れ出すではないか!
うーんこれは困った、補修しなくては!と思いホームセンターへ。
防水のテープやらなんやらを探していると、ある商品が目にとまった。
よくクーラーの排気口などの外壁の穴をうめるのに使われている、固まらない紙粘土みたいな素材の商品である。
「そういやこれ前に買ったのが家に余ってるわ☆野外用で防水素材だし、これつめたら直るやろう★」
あさはかな私は、早速家へ帰りこの粘土の様な素材を水漏れの箇所へちょこっとつめてみた。

蛇口をひねってみる☞漏水☞粘土を足す☞蛇口をひねる☞漏水☞粘土を足す☞蛇口をひねる☞漏水

なんどこの作業を繰り返しただろう、もう最後は意地である!素材を全部使いきったところで睡魔に襲われ
☞睡眠

翌日、同居人が「ボッチン、、、洗濯機のホースの補修、次、俺やるわ」と言ってくれた。
洗濯機の蛇口についた霊魂の塊みたいな物体にショックをうけた同居人は、仕事中も何度かこの塊の事を思い出したそうな。。☞同居人に謝罪